エンゲージ内でのユーザーガバナンス権限について学びましょう。エンゲージ内でユーザー権限を拡大する方法とそれによりもたらされる価値について説明します。
ユーザーガバナンス権限とは
エンゲージのユーザーガバナンス権限を使い、SNSチャネルレベルでのユーザーのエンゲージアクセス権と権限レベルを制御できます。
エンゲージ内での権限をさらに拡大することにより、高度な権限付与機能で従来可能であったよりもさらに詳細に権限レベルを調整することができるようになりました。たとえば、SNSアカウントにアクセスするごとに、ユーザーの会話、投稿管理、ソーシャル分析へのアクセスレベルを設定できるようになりました。
新しい権限とは
新たに、次の権限オプションをから選べるようになりました。
フルアクセス
会話、投稿管理、ソーシャル分析で利用可能
これは最高レベルの権限オプションで、この権限を持つユーザーはすべてのタスクを完了することができます
投稿は、承認者トグルが有効になっているユーザーによって承認される必要があります(詳細は以下を参照)
承認が必要
投稿管理のみで利用可能
これは2番目に高いレベルの権限で、ユーザーは新しい投稿を作成できます。
投稿は、承認者トグルが有効になっているユーザーによって承認される必要があります(詳細は以下を参照)
閲覧のみ
会話と投稿管理のみで利用可能
ユーザーはほとんどの内部アクションを表示および実行できます。
ブランドを代表してネイティブチャネルに投稿/エンゲージメントを送信できるアクションは許可されません
ユーザーはソーシャルコネクションにアクセスできますが、アクションは一切実行できません
アクセス不可
会話、投稿管理、ソーシャル分析で利用可能
この設定を持つユーザーには、「アクセス不可」に設定されているプロダクトエリアで、アカウントピッカーにソーシャルコネクションが表示されません
承認者
投稿管理で利用可能
承認者は、「投稿管理」でドラフトを承認する権限をユーザーに提供できます。
承認者としてマークされたユーザーは、「投稿管理」内の「割り当て者」プルダウンに表示されます
ユーザーが「投稿管理」に対して「フルアクセス」または「閲覧のみ」に設定されている場合のみ、承認者ステータスを得ることができます。
その価値とは?
ソーシャルメディアガバナンスでは、ソーシャルメディアポリシーを備える以上のことが求められます。これは、次の目的で、マーケティング&コミュニケーションチームが、ソーシャルメディア戦略に組み込む必要がある日常的なプラクティスです。
オンラインプレゼンスを持つことに伴う固有のリスクを管理および軽減するため。
ブランドの一貫性を確保し、メッセージとビジュアルアセットの影響を最大化するため。
SNSをビジネスに活用することに伴うリスクは膨大ですが、特に、年中無休体制でオンラインコミュニケーションチャネルを使用する際に注意すべき上位3つのリスクは以下のとおりです。
風評リスク:ブランドの評判を落とす悪意のあるツイート、コメント、投稿、または、顧客の苦情への無対応(もしくはほとんど無対応)、十分に精査されていないインフルエンサーとのコラボレーション。
機密情報の漏えい:機密性の高い情報の投稿、アカウントへの不正ログイン、または機密性の高い内部情報の漏えい。
規制違反:これには、GDPRや著作権への違反、ならびに詐欺行為が含まれます。
これらのリスクを軽減するために、ガバナンス権限を使用することができます。ガバナンス権限により、より厳格かつ詳細に管理することができるようになります。インターン、契約社員、代理店などが、必要な情報にしかアクセスできないようにすることにより、彼らに安心してアクセス権限を付与することができるようになります。
ユーザーガバナンス権限の設定方法
ユーザーガバナンス権限を割り当てるには、次の手順を行ってください。
「アカウント」>「SNSアカウント認証」>「オウンドSNSアカウント」の順に移動します
2. アカウント内で、「メニューを開く」>「ユーザーの割り当て」の順に選択します
3. エンゲージの領域(会話、投稿管理、ソーシャル分析)ごとに個別に権限が割り当てられるテーブルビューが表示されます
4. 各プルダウンメニューをクリックして、各ユーザーの権限を割り当てます。すべての権限オプションについては、以下で説明しています。
5. 「割り当て」をクリックして保存します。
これでユーザーガバナンス権限が設定されました。権限はいつでも編集できます。
各権限ステータスの説明:
どの権限ステータスが選択できるかは、エンゲージプロダクトエリア(会話、投稿管理、ソーシャル分析)ごとに異なります。また、承認者ステータスが追加されているかも確認できます。以下では、各権限ステータスについて説明しています。
選択できる権限:
フルアクセス
会話、投稿管理、ソーシャル分析で利用可能
これは最高レベルの権限オプションで、この権限を持つユーザーはすべてのタスクを完了することができます
投稿は、承認者トグルが有効になっているユーザーによって承認される必要があります(詳細は以下を参照)
承認が必要
投稿管理のみで利用可能
これは2番目に高いレベルの権限で、ユーザーは新しい投稿を作成できます。
投稿は、承認者トグルが有効になっているユーザーによって承認される必要があります(詳細は以下を参照)
閲覧のみ
会話と投稿管理のみで利用可能
ユーザーはほとんどの内部アクションを表示および実行できます。
ブランドを代表してネイティブチャネルに投稿/エンゲージメントを送信できるアクションは許可されません
ユーザーはソーシャルコネクションにアクセスできますが、アクションは一切実行できません
アクセス不可
会話、投稿管理、ソーシャル分析で利用可能
この設定を持つユーザーには、「アクセス不可」に設定されているプロダクトエリアで、アカウントピッカーにソーシャルコネクションが表示されません
承認者
投稿管理で利用可能
承認者は、「投稿管理」でドラフトを承認する権限をユーザーに提供できます。
承認者としてマークされたユーザーは、「投稿管理」内の「割り当て者」プルダウンに表示されます
ユーザーが「投稿管理」に対して「フルアクセス」または「閲覧のみ」に設定されている場合のみ、承認者ステータスを得ることができます。
会話のユーザー権限:
コンテンツフィードにおける変更
コンテンツフィードでは、「閲覧のみ」アカウントに関連するコンテンツに次の変更が表示されます。
コンテンツカードに新たに「閲覧のみ」バッジが追加されました
完了にする(または新規にする)ことはできません
FBまたはIGで非表示にすることはできません
FBで禁止することはできません
返信からTWダイレクトメッセージを送信することはできません
閲覧ペインにおける変更
右側のペインでは、「閲覧のみ」アカウントに関連するコンテンツに次の変更が表示されます。
新たに「閲覧のみ」バッジが親投稿レベルに追加されます
スレッドや親投稿にコメント/返信することはできません
いいねやリツイートをすることはできません
完了にする(または新規にする)ことはできません
FBまたはIGで非表示にすることはできません
FBで禁止することはできません
返信からTWダイレクトメッセージを送信することはできません
SNSユーザープロフィールモーダル
閲覧のみアカウントに関連するSNSユーザープロフィールモーダルは表示されますが、ユーザーはXフォロワーのステータスを変更できません。
フルアクセスおよびアクセス不可:変更なし
投稿管理のユーザー権限
コンテンツの作成における変更
ユーザーの割り当てられたすべてのアカウントの権限が閲覧のみである場合、そのユーザーには「コンテンツの作成」ボタンは表示されません。また、カレンダーをクリックして投稿を作成することもできません。
投稿フローのステップ1では、ユーザーが「フルアクセス」または「承認が必要」ステータスにあるアカウントのみが利用可能です。
投稿グループへの権限の適用
投稿グループの割り当てレベルは、そのメッセージグループ内のアカウントに割り当てられた最低レベルに基づいています(アクセス不可アカウントを除く)。
例:
割り当てシナリオ | 投稿グループにおける権限 |
ユーザーは、アカウントAへの「フルアクセス」と、アカウントBへの「閲覧のみ」権限があります。 | その投稿グループへの権限は「閲覧のみ」となります |
ユーザーは、アカウントAへは「フルアクセス」がありますが、アカウントBへは「アクセス不可」となっています。 | その投稿グループへの権限は「閲覧のみ」となります |
ユーザーは、アカウントAへの「フルアクセス」と、アカウントBへの「承認が必要」権限があります。 | その投稿グループへの権限は「承認が必要」となります |
ユーザーは、アカウントAとアカウントBで「フルアクセス」があります。 | その投稿グループへの権限は「フルアクセス」となります |
承認フローにおける変更
ユーザーが投稿グループのすべてのアカウントで承認者としてマークされている場合は、次のとおりです。
「承認者」プルダウンに表示されます
関連する投稿グループで「承認」ボタンと「拒否」ボタンが表示されます
投稿グループへの権限が「承認が必要」であるユーザーは、投稿グループに承認者を割り当てる必要があります。これは、これらのユーザーが「今すぐ投稿」することができないことを意味しています。
投稿グループに対するアクション
ユーザーは、「閲覧のみ」の投稿グループに対し、次のアクションを実行できます。
タグ
割り当て
複製と編集
フルアクセスおよびアクセス不可:変更なし。
メモ:
アカウント管理者は、新たにSNSアカウントにアクセスし、ユーザー割り当てを変更することができます。
アカウント閲覧者は、新たにSNSアカウントにアクセスしたり、ユーザー割り当てを変更したりすることはできません。
アカウント閲覧者は、「閲覧のみ」と「フルアクセス」という両方の権限が割り当てられているアカウントに再度アクセスできます。
💡ヒント
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